News

クマリネ・Taxxaka 写真展
KとTの余白と

会期:2018/10/30(火)〜11/4(日)
場所:River Coffee & Gallery
リバー コーヒー&ギャラリー
Open:AM8:00
Close:PM6:00
定休日:月曜日

Mini Party:11/3(土)17:00〜

ACCESS
東京都文京区西片2-21-6 紅谷ビル103
南北線『東大前駅』 徒歩2分
東大本郷キャンパスからすぐ

千代田線『根津駅』徒歩10分
三田線『白山駅』『春日駅』徒歩12分
丸ノ内線・大江戸線『本郷三丁目駅』徒歩12分

KとTの余白と

「ああ、くそ」とチャーリーが毒づく。「向こうもリーヴズ-フェアファックス対地距離制御システムを搭載してる。どうしよう」チャーリーの顔が狂乱に歪んだ。「デニー、デニー、どうしたらいいの?どうしたら逃げられる?」
チャーリーは角を曲がった–街灯をひっかけたのに、ニックは気づいた。
『フロリクス8から来た友人』(フィリップ・K・ディック著 大森望訳)

日常を生きるなかで、P.K.ディックの小説のように、ときおり、一歩踏み外せば落ちるような現実感覚の崩壊=亀裂を感じることがあります。
それは自然と反自然の「はざま」で現れる知覚でありつつ、脳内にも夢のように顕在化します。
繁茂する植物、プラスチックや廃棄物などのさまざまな視覚や触覚が、想像の閾を広げては、目に見えない光景を現出するのです。

日頃、漫画制作を行うクマリネは、写真を外部の世界を切り取った表層として捉えています。
漫画はコマの組み合わせで物語を進めますが、今回は表層イメージのみを組み合わせ、衝突させることで、現実感覚の崩壊=亀裂の手触りを現出したいと思います。
普段は、写真をもとにした絵画表現を主とするTaxxakaは、今回インスタグラムを通過した二枚の写真と物語の断片を重ね、表象の狭間に浮遊する「かたる/もの」の再現を試みます。
カフェ・ギャラリーという日常と非日常の邂逅する場で、二人の表現とその余白に表れる「写真」を観ていただき、記憶の断想を持ち帰って頂けたら幸いです。

  • クマリネ
    漫画描き。1979年東京出身。東京綜合写真専門学校研究科、早稲田大学文化構想学科 表象・メディア論系卒。
    主に、同人誌即売会COMITIAでオリジナル漫画を制作、販売(2003年〜2015年)。2018年「粉もんロード」Dモーニングに掲載。また自主雑誌『全感覚』に寄稿。2016年「第3回全感覚派美術展-ともだち感覚-」に参加。
    twitter:@kumarinee
  • Taxxaka/たったか
    美術家。1964年東京生。多摩美術大学美術学部デザイン科卒。
    写真、絵、音で「見ているもの」を確認する。思考の中心は “映画” “単語” “女の子のようなもの”
    かつて、ビジュアルユニットBit Rabbitを結成し、アートブックレット「appel」を発行、同名のショップを運営した。現在、美術冊子「全感覚」を編集・発行している。1999年、第13回ホルベイン・スカラシップ。2001年、現代写真の動向2001 outer⇔inter 川崎市市民ミュージアム他、個展・グループ展多数。
    taxxaka.starfree.jp/